その男ボディ男につき

ボディボディボディ     ホリデイ

徒然なるままに綴る -フリーゲーム ツクール編-

マルコメ味噌太郎でごわす。

いやー大分寒くなってきました。
寒いと引きこもってぬくぬくアニメ見たりゲームしたり。。。幸せですよねぇ。(←不健康)

唐突ですが、フリーゲーム(以下フリゲ)の話をします。
以前記事で若干フリゲに触れましたが、わたくしフリゲ好きです。理由は以下2つ。

①フリゲって、有料ゲームと違い売れることを気にしなくていい為か、1癖2癖もある個性的な作品が多いです。よって刺激的な作品に出合える確率が高く面白い。そーゆーのが好きな人は非常におすすめです。
②フリゲのようなある意味「アングラ」な世界で、表舞台で評価されても可笑しくないクオリティの作品に出合うことに、さも「掘り当てた」ような満足感を感じるのが好きです。。。笑
(フリゲではありませんが、アニメ化されて一躍有名になった「ソードアートオンライン」は、8年前位に読んだとき、こいつぁ売れる!と思いました。当時はまだネット上で無料で読めたんです。アニメ化されて人気が出た時は「ですよねー」と鼻高々だったのを覚えています。アニメのは余り好きではないですが。

フリーゲーム」って、読んで字の如く「無料ゲーム」なので、それこそ色々なゲームがある訳です。有料のゲームが大量にある中、無料ゲームはそれこそ素人でも作れるので、その氾濫具合は想像に難くないと思います。
私はRPG・アドベンチャー系のゲームが好きなので自然と「RPGツクール(以下ツクール)で作ったゲーム」を多くプレイしていました。これもまた読んで字の如く「RPGを作る為のツール」で、要はマリオメーカーのRPG版って感じですかね。ニコニコとか見てる人は実況動画等で知っているかもしれませんが、「のび太バイオハザード」「青鬼」「ゆめにっき」「Ib」などがツクールで作られた作品です。
それらの中で、個人的に「これは!」と感じるフリゲを以下にざっくり紹介したいと思います。取り敢えず3つ。暇があったらやってみてね。

 


魔王物語物語RPGツクールXP

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前にちょろっと記事に名前を出しました。個人的にツクール系ではトップの作品です。
よく略して「まもも」と呼ばれたりします。

作者様サイト

内容
「魔王物語」という未完の物語の結末を求め、舞台となった島を探索する、というちょっと不思議なお話です。

特筆すべき点
「多くを語らず、プレイヤーに想像させる」
まももは素晴らしい点が多数ありますが、特筆すべきはこれでしょう。
基本的にイベント(ムービーシーン)はほぼありません。ゲーム中で得られる断片的な情報から、キャラクターの背景や世界観が見えてきます。只、その情報も全てを語っているわけではない為、想像力を働かせて物語を補完する必要があります。単に進めるだけでは「この話は何だったの?」で終わるでしょう。「こういうことかな?」と話を想像しながら進めることで、いつの間にか物語への没入感が増し、ラストで感動できるのです。
本当に情報量が少ない為(セリフも最小限)、最初はなんじゃこりゃ?となるかも。。。入りから独特です。

音楽もよく、挿絵も水彩画風に統一され(上の画像みたいな)とても綺麗ですから、「世界観で魅せる」「多くを語らない」点でICOやワンダと同系列だと思っています。ゲームとはかくあるべきですよね。
また、本作のラスボス戦は有料無料含め全ゲーム中トップクラスに「アツい」です。終盤の怒涛の伏線回収からの、設定を見事に生かしたラスボス戦。。。確実に漏らします。非常におすすめ!!(死にまくるけど)
結局特筆すべき点以外にも色々書いてしましましたね笑

残念な点
「くそムズイ」
上にも書きましたが、めっちゃ死にます。アホみたいに死にます。

総評
くそムズイことを加味してもやるべき作品。私は心に強烈に残りました。名作。女房を質に入れてでもやらなあかんで!
ただ、かなり独特なので、人を選ぶとは思います。


夜明けの口笛吹き(RPGツクール2000

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中々にぶっ飛んでます。

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内容
「世界」の最下層「最低の地」に流れ着いた、名前以外の記憶がない少年が、「世界」の果てを目指し旅する話です。

特筆すべき点
「独特の世界観と外連味満載の演出」
色々ぶっ飛んでいることで有名な作品です。シナリオはよく出来ていると思いますがシンプル。この作品を「ぶっ飛んだ」と言わしめるのはその世界観と演出にあると言っていいでしょう。
主人公は世界の果てを目指し様々な場所を訪れます。「醜い町」「砂の星」「からっぽの世界」等々。。。一貫して退廃的な雰囲気となっています。そこで生きる人々も様々で、妙なリアリティがあるんですね。奇妙で、そして引き込まれまる世界観です。
また演出に関してはかなり外連味が効いています。そしてメタです。メタ作品はツクール作品にはちょこちょこ見受けられますが、その中でもトップクラスのクオリティだと思います。
戦闘は普通ですが、かなりの秀作です。

残念な点
特にないです。

総評
やってみるべき。この作品も結構心に残りました。
個人的には、まももより人を選ばない気がします。


らんだむダンジョンRPGツクールVX)

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ほんわか系やりこみRPG

作者様サイト

内容
世界が平和になったことで衰退した「だんじょん村」。住人であるアナンタ・シズナ・ベネット達3人が,ダンジョンを中心に村の復興を目指す話。

特筆すべき点
「膨大な作りこみとほんわかな雰囲気作り」
情報量が半端ないです。よくここまで作りこんだなと。要はやりこみ要素満載。
ダンジョンには色々なアイテムが落ちているのですが、一つ一つの解説文もかなり凝っています。例えば下のような感じ。

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そして、特定のアイテムを収集後、宿屋で一泊(全回復&セーブ)すると、そのアイテムに因んだイベントが見れます。これがいい。ほんわかさんです。かなり癒されます。
現在は「ざくざくアクターズ」という新作が出ているらしいので、年末やりこみます。多分。

残念な点
「長い」「ストーリーが普通」
やりこみ要素満載なので、やりこんだーと思ったらさらにやりこみ要素が増え。。。という感じです。でも個人的には余りに長くてダレました。やりましたけど。
また、このゲームのメインは「キャラ」「ゲーム性」ですので、ストーリーに力が入っていないように感じます。普通。。。

総評
残念な点を長く書いてしまいましたが、ゆーてです。ゆーて。遊ぶ上ではそんなに気になりません。秀作です。
ネット上ではかなり評価の高い作品ですし、万人受けすると思います。


とまぁ、ほんとにざっくりしすぎた紹介となりました。
まだまだあるので(といっても3,4つぐらいですが)どこかで続編あげます。
因みに上記の作品はタイトル横に記載したツクールで作られているのですが、プレイするためにはそのツクールの「ランタイムパッケージ(RTP、ゲームを動かすのに必要なものが入っている)」が必要になります。(魔王物語物語だったらXPのRTP)
Vectorでダウンロードできるので、ぜひぜひプレイしてみてくださいな。


以上。のし。